雨音工房

主に声優・アニメ楽曲のコード進行を解説していきます。たまにガジェットの話題をやるかもしれません

【コード進行解説】夏川椎菜 パレイド

突然ですが椎菜は天才ですよね。今回は「パレイド」のコード進行について解説していきます。

 

 

なんか今見たら6300回くらい再生されててビビりました、いつもありがとうございます。

 

1.導入

Key=B♭majです。そろそろ短調の曲やれって?

 

2.イントロ

I | V/7→VIIm7 | I/5→IV | I/3→IIm7 | V7カノンコードの下降形を少し弄った形ですがまあ大丈夫でしょう。2度目は4小節目がさらに分割されてツーファイブワンでトニックに解決します。

16分音符の悲しげなメロディが流れるとことはIVM7 | V7→#Vdim7→VIm7、#Vdim7は前回(だっけ?)も書きましたがセカンダリドミナントのルート省略形です。Gm7のドミナントなのでD7、D,F#,A,C、テンション♭9thを付加してD,F#,A,C,E♭、ルートDを省略してF#,A,C,E♭、つまりF#dim7となるわけです。次の2小節はIVM7 | I→V7 | VIm7です。IVM7→Iは変進行、V7→VIm7はドミナント→代理トニックの流れです。2巡目も基本的には同じですがVで止めてしかもVsus4 | Vと解決してくれません。焦らしますね~

 

3.Aメロ

イントロの8小節と全く同じです。目をつぶってもコードを当てられるように練習しましょうって意味です。

 

4.Bメロ

IVM7 | I→V7 | VIm7を3回繰り返して4回目はIVM7 | I→Vsus4 | V

...あれ、あなたもイントロと同じですか???

 

5.サビ

最初の3小節はIVM7 | V→VIm7 | V→IVM7 | Vと代理トニック、サブドミナントドミナントを行き来する感じです。4小節目でI | IIm IIImとトニックに来たかと思えば上昇してIVM7 | V→VIm7 | V→IV→IVmとなってイントロに繋がります。サブドミナントマイナーはCatch the Rainbow!のときにも解説しましたがこう直前に通常のサブドミナントを置くと変化したってのがモロに分かっていいですね。

 

6.間奏

最初の6小節はIVM | I→V | VImを3回繰り返し(VImは代理トニック)、4回目はIVM7 | I→V | Iと最後だけトニックに解決します。

 

7.Cメロ

IVM7→IVmM7→IIIm7 | #Vdim7→VIm7 | VI7→IIm | IIIm→IV | II7→IV→IV | IIIですね。長いですけど一気に解説しましょう。サブドミナントサブドミナントマイナー→代理トニックIIIm7→VIm7自体が強進行でいいんですがVIm7のセカンダリドミナント・テンション♭9th付きのルート省略形であるV#dim7が挿入されています。次のVI7はIImのセカンダリドミナント、II7もIVのセカンダリドミナントですね。最後のIIIはIVからの半音下りでいいでしょう。

 

8.落ちサビ

IVM7 | V6→VIm | V6→IVM7 | V6と一番上の音をDに保つようになっています。それくらいですか?

 

9.アウトロ

最後トニックに解決してくれずIV7add9で終わります。何なんですかね。代理トニックでもないですからね。IV7add9の構成音がE♭,G.B♭,D,FなのでもしかしてI6sus4の転回形とも考えられなくはないですがこんなすっきりしない形で終止なんてアリなんですかね

 

ところで今日はいのり愛知の会場でもあった日本特殊陶業市民会館フォレストホールで椎菜案件らしいですね。ヒヨコ群のみなさんには是非ぶっ倒れて頂きたいなと思っております。Σ(>△<*)

 

以上です