「ぼくたちのかくめい!オンライン」から2カ月。もう2カ月か、まだ2カ月なんだだの言っていたらついにこの日がやってきてしまいました。
それにしてもDIALOGUE+チームは気の盛り上げ方(?)が本当にうまくて、打ち上げチケット購入による0次会、0.5次会への参加、本編チケット購入による各メンバーの写真及び動画の送付など、普通に金払った分の採算がとれてしまうという素晴らしい構造になっています。打ち上げに関してはいつまで残るか分かりませんが、本編は今見た感じだと1日目は24日まで延長で9/2までに伸びました、2日目は28日までアーカイブが残りそうなので、新曲やそれに付随するストーリーを楽しみたい方はお早めに。ていうかこの駄文(ネタバレ若干あり)を読んでいる暇があったら今すぐチケット買って見てほしいです(ダイマ)
さて今回もセットリストとともに公演を振り返りつつ口を挟んでいこうと思います。
入りはセリフから。「ぼくたちのかくめい!オンライン」を経て、そして世界が見えぬ脅威に包まれ変容しようとも、僅かで曖昧な光に未来と希望を託して進み続けるDIALOGUE+の決意を、「ぼくらは素敵だ」に繋ぎます。
M1 ぼくらは素敵だ
#広川恵一は素敵だ
#走れ君 スタートです!!!
— DIALOGUE+公式@8月新曲発表会 9/16ライブBD発売✨ (@DIALOGUE_staff) August 21, 2020
🎤「ぼくらは素敵だ」
作詞: 田淵智也
作曲: 田淵智也
編曲: 広川恵一(MONACA) pic.twitter.com/drhK5qlpId
「ぼくたちのかくめい!オンライン」では完全に泣きの演出、トゥルーエンドのような立ち位置だったこの曲ですが、今回はOPに据えてきたことで物語の始まりを堂々と歌い上げます。メンバーもオタクも泣かぬよう必死だった前回の公演から打って変わって心なしか笑顔が多くなり、同じ曲でもストーリーの立て方によってここまで雰囲気を変えられるものかと驚きました。
ところでDIALOGUE+と言えば本番でハモリ、というのを本格的な武器にしてきましたね。願いが叶わないとか~の部分で後ろでやってるコーラスも-1音源ではなく生だったと思います、多分。歌唱力も前回からの経過が2カ月とは思えないほど向上していて本当にユニットのポテンシャルに期待が持てますね。(お前は何様だ)
ラストの内山さんの「約束だよ~」のところでみんなが一斉に内山さんの方を向く振り、あれは何ですか???????天才の振り付け。本当にありがとうございました。
M2 走れ - センターボーカル:文系ベイビーズ (稗田寧々 & 鷹村彩花)
「ぼくらは素敵だ」の後に間を置かずに「走れ」の文字が横に流れる光を背景に現れるわけですが、この色使いといい流れの感じといいXperia 1の壁紙みてえだなって思いました(小並感)
そんなことはどうでもよくて、とにかくかっこいい!レーザーの演出は例の「きょんにゃん効果」によるものらしいですよ(?)。ZAQさんのアニソンロックが光るメロディー、それに乗る佐々木さんの突き刺さるな言葉を田淵氏がDIALOGUE+向けに手を入れた歌詞、ゴリebaさんのこの曲のために買ったギターを使用したアレンジ。神かな?ebaさんと田淵氏の話は打ち上げでめちゃくちゃ盛り上がっていて面白かったです。この曲のキーは耳がアホになってなければCminorだと思うんですが、サビはA,Bほどのマイナー感は出さずに纏まっているのがすごいですね。ロックなんだけどロックに寄せすぎない、アニソン要素も入れるけどアニソンにも寄せすぎないという匙加減が絶妙です。
そしてやかんちゃんが死ぬほどイケメン!!!!!!!え!!!!?????!???これが6歳児なんですか???!????!????かくめいオンラインのときも思いましたけどとにかく役に入るのがすごくうまい役者さんだなあと感じます。そして髪を切りましたね。これ以前も長い方ではなかったはずですがさらに短くなりました。
「きょんちゃんにかっこいいって思われたいがために...」
え!!!?!?!?????!?そういう感じですか!!??!??!???そういうのもっとください(???????)
稗田さんはとにかく歌で勝ちに来ました。まず安定感が半端じゃなく向上しているうえに、曲の表情をうまく歌唱に乗せられていてこれが田淵に煽られた結果か...と本気でビビっています。ねねっち...どこまで伸びてしまうんだ...
ギターソロがあけて落ちサビの前の箇所でセンターボーカルの2人が背中合わせになるところとかもう漫画の表紙かアニメの告知イラストか何かじゃないですか。もう大好き。文系ベイビーズしか勝たん。
M3 20xxMUEの光 - センターボーカル:目立ちたがり屋さん (守屋亨香 & 村上まなつ)
作詞:やしきん 作曲:田淵智也 編曲:やしきん
え、やばい曲連続で出してログっ子を置いてけぼりにするのやめてもらっていいですか😅
ゆーまおさんのドラムレコーディングを偶然ebaさんがご覧になったらしいですが、あまりのテンポにDIALOGUE+とは違う案件のものだと思われたそうですよ。ていうかこんなテンポの曲が存在していいんだってなりましたね。いつも譜面を作るときに使っているテンポ測定アプリで指をディスプレイにダンダン叩きつけていたら本当に220という数字が出てきて笑ってしまいました。といいつつ大冒険をよろしくは208、パジャマdeパーティは217なので大きな飛躍ではありませんがメロディーの詰め込み具合であったりシンセを多用した電子音楽感であったりといままでのテンポの速い楽曲とは一線を画した超個性的な1曲に仕上がっています。これが田淵智也×やしきんの世界...
そして歌詞、何言ってるか全然分からん!w DIALOGUE+BOX vol.12でまなてぃ直々の予告がありましたが果たして分かりませんでしたね。
背景の宇宙感のあるディスプレイだったり歌詞内のテクノロジー系の単語、謎のウサギみたいな振り、とにかくカオスです。そしてこの曲のキーはA♭だったんだというようやくの気づき。そしてこんだけのテンポで動いてるのに大きくブレない歌唱。本当にうまくなりましたねえ(親の気持ち)
制作の時からたくさん話し合って録ったとの言葉の通り、発声のニュアンスだったり表情だったりを細かく詰めているなあという印象です。
そして暗転。夜の虫の声を聞きながらしばらく待つと守屋亨香さんと鷹村彩花さんによる朗読劇が始まります。なんかiPhoneのLINEの画面にDIALOGUE+スタンプあるし。この2人はAndroidスマホユーザーだったはずですが(????)。ところで「ともだち」が誰なのか気になりますね。なりませんか?
またもイケメンやかん。やかんちゃんの彼女になりてぇ〜〜〜〜〜
やかんちゃんの笑い方がいつもの「エヘヘヘヘ」みたいな感じではないのが役にきちんと入ってる感じがして好きです。
シーン終わりには朗読劇の始まりを告げる映像が流れて全体の流れとして朗読パートに入ったことがわかります。
仲キのターンが終わると次は緒方佑奈さんと飯塚麻結さんによる朗読劇。どうやら2人はダンス部のようです。部活物のストーリーですね。途中に挟まれる映像がめちゃくちゃ面白いのでそこにも要注目。飯塚さん演じる役、いいキャラしてますね。中の人は別にダンス部でもなんでもないですが個人的に刺さるところが多かったです。
M4 I my me Mind - センターボーカル:セクシー卵 (緒方佑奈 & 飯塚麻結)
作詞:大胡田なつき 作曲:広川恵一 (MONACA)、田淵智也 編曲:広川恵一 (MONACA)
ゆーな&まゆゆん
— DIALOGUE+公式@8月新曲発表会 9/16ライブBD発売✨ (@DIALOGUE_staff) August 21, 2020
センターボーカル楽曲
🎤「I my me mind」
作詞: 大胡田なつき
作曲: 広川恵一(MONACA)、田淵智也
編曲: 広川恵一(MONACA)#走れ君 #ダイアローグ pic.twitter.com/9bkhw943v8
朗読劇からストーリーの連続した曲としては本日初。共作曲ってなんやねんって感じですが、聴いた感じ確かにセクションごとに作家が違うのが分かりつつ、広川さんのアレンジでとてもおしゃれにまとめられています。歌詞は韻を踏んでいたり、前の朗読の流れを組んでいたりと今回のライブの構成を存分に活かした作りに。恒例の音数少なめで楽器の粒がはっきりしている感じです。今回披露された楽曲では唯一、歌詞が画面に表示され、しかもその出方が演出の一部になっているという構成です。やっぱり言葉じゃ伝わらないので本編を見てください(諦め)
踊りもキレッキレですね。歌詞のニュアンスを汲み取ったものも多くとても見応えがありました。
Hirokawa-san's brass uchikomiも楽曲を華やかに彩っております。広川さんのブラスの打ち込みはMONACAの先輩でもある田中秀和さんの激推しポイントらしいですよ。
「曖昧」という言葉をとっかかりにして、内山悠里菜さんと宮原颯希さんによる3シーン目の朗読劇が始まります。舞台は図書室。仲キのドキドキ感とは違った甘酸っぱさがあって悶えています。「ぼく」の掌の上で踊らされたすぎる。すべての朗読パートにおいてそうなんですがところどころに楽曲や次のストーリーへの伏線が張り巡らされているので是非本編を見てください(n回目)。
M5 謎解きはキスのあとで - センターボーカル:桃色天然ぴえん水 (内山悠里菜 & 宮原颯希)
作詞:竹内サティフォ 作曲:ONIGAWARA 編曲:ONIGAWARA、伊藤翼
ゆりにゃ&さっぴ
— DIALOGUE+公式@8月新曲発表会 9/16ライブBD発売✨ (@DIALOGUE_staff) August 21, 2020
センターボーカル楽曲
🎤「謎解きはキスのあとで」
作詞: 竹内サティフォ
作曲: ONIGAWARA
編曲: ONIGAWARA、伊藤翼#走れ君 #ダイアローグ pic.twitter.com/GUu2Qdoagh
これ現地で聴いてたら絶叫ポイントが多すぎて生きて帰れるか心配です。2人とも傘の中でなにしてるんですかね🥰
今回の5曲の中では唯一(多分)転調のある楽曲になっています。AメロがD♭major、BメロがG♭major、サビがA♭majorです。コード進行が死ぬほど好きなんですがここでコードのこと喋ってもアレなので耳コピしてから存分に語ろうと思います(?)
そして2Aの内山さんのパートの後に動揺するベースとブラス。言葉だけじゃ伝わらないと思うので打ち上げ放送も見てください。
あとこの曲相当歌唱安定してませんか?お、いま明らかにピッチ外したなって箇所がぱっと見つけられなかったです。いくら新曲とはいえ曲を聴いていれば次はどこに行きたいとかこの音への引力を感じるっていうのはみなさんあると思いますし、そういうことを考えながら今回の新曲も聞かせていただきました。そこから推察されるメロディーはあくまで予想でしかないですが、そのスケールから外れることが全然なかったです。実際に曲ができてからどのくらいの期間練習されたのかは分かりませんが本当に歌うめえなあと思いました。落ちサビのF5を内山さんがバッチリ決めたときなんて当てた〜〜〜〜〜〜!!!!!って叫びそうになりました。や、本当に歌詞も最高だし2人の表情も最高だしサウンドも最上級のマッチを見せているし「DIALOGUE+の曲は強い」をまた違う方向性から攻める曲になったなあと。ここまで書いてて思いましたがやっぱり現地で聴いてたら昇天してましたねこれは。家で2回目3回目と聴いてると本当に顔がやばくなってきてどうしようってなってます。
最後は稗田寧々さんと村上まなつさんによる朗読。仲キと紅芋のパートは事前にTwitterでお漏らしがありましたがあの時点でもう好きってなってたんですが...本当にありがとうございます。背景はおそらく小田急、電車の音は東洋電機の機器を載せた小田急ではない別の会社の電車だったのでちょっと面白かったです(?)
「僕稗田」こと男の子役の稗田さんめちゃくちゃイケメンですね...村上さんもとにかく声がいい。語彙力の低下した感想しか出てこなくてどうしようって感じですが...それにしてもいいところでシーン切っちゃいますね、この後に続くストーリーは楽曲で、という感じですか。
村上さんはめちゃくちゃキュンキュンしてたらしいですね。もしかして紅芋もそういう感じですか???!???!???!!!??
M6 夏の花火と君と青
作詞:本間翔太、田淵智也 作曲:瀬名航 編曲:瀬名航、伊藤翼
DIALOGUE+ BOXやDIALOGUE+ ONLINEでワンコーラスのみ流されていた曲がフル解禁。瀬名さんのアレンジレベルの高さにカレー職人も結構悩んだそうですが、ストリングスやピアノを追加することでより華やかに、でも瀬名さんのサウンド感や耳に入ってくる順位は大きく変えない、という非常に細やかなアイデアの詰まった1曲になっています。瀬名さんのデモ音源は打ち上げで聴けます(宣伝)。
1番サビ前は歌で勝ちにくる稗田さん、そして今回も打ち出されるF5の最高音。瀬名さんは「はじめてのかくめい!」を聞いて初めは最高音をD5に設定しようとしたらしいですが、ハードルを上げることが大好きな某ベーシストは「大冒険をよろしく」の最高音はF5ですよ!と返してこのキーになったと。「大冒険をよろしく」は地声で出してますが(なんで出るんだよ)、この曲は方向性的にもファルセットが非常に映えるものになっています。レンジが広いのは武器だって伊藤翼さんもおっしゃっていますね。
振り付けは和の踊りの要素がところどころ見られたり、最後の方は花火が打ち上げられたりと、夏成分が存分に散りばめられた非常に綺麗な演出でした。これがMVになっちゃうんだから最高ですね。ところで歌唱前の「夏の花火と君と青」の文字はメンバーの直筆らしいですが誰なんですかね。
新曲5曲を出し切り、それぞれの軽い振り返りが終わると、エンディング2曲へ。
M7 あたりまえだから
ショートMVであったような振り付けを今回初めて生で披露。これマスターしたいですねえ。立ち位置の動きがない分歌唱が非常に安定していますし、フレーズに合わせた細やかな振り付けがよく映えます。ラスサビ前の内山さんの「話聞かせてほしいな」のところでまたもや全員で内山さんの方を見る!!!最高のそれですわほんまに。
からの特殊アウトロですよ、みなさん「ぼくらは素敵だ」の前振り覚えてましたか?村上さんと飯塚さんの箇所は自分の書き起こしによれば一言一句変わっていませんでしたが、そのあとが、朗読のキーワードと「ぼくらは素敵だ」への架け橋が、この曲のアウトロでは一仕事終えた感のあるDIALOGUE+の今後の決意、そして「あたりまえだから」のまとめ、からの「はじめてのかくめい!」への架け橋。綺麗すぎますね。今回台本を書いてくださったのはCUE!でもシナリオライターをやっていらっしゃる梶井さんという方。恥ずかしながらCUE!ノータッチなんですけどこんなにストーリー濃いんですか???
M8 はじめてのかくめい!
走れ!君と曖昧な光のあとで
— DIALOGUE+公式@8月新曲発表会 9/16ライブBD発売✨ (@DIALOGUE_staff) August 21, 2020
ありがとうございました!!!✨
🎤「はじめてのかくめい!」
作詞: 田淵智也
作曲: 田淵智也
編曲: 田中秀和(MONACA)#走れ君 #ダイアローグ pic.twitter.com/QQd2HlitDa
歌唱については余裕が出てきたものの、振りはやはり大変なようです。DIALOGUE+ JAM、ぼくたちのかくめい!オンラインとライブを重ねてきて、抑揚の激しいメロディにもきちんとついてこられるようになっているのが明らかですね。歌、ダンス、役者も全部やっちゃうDIALOGUE+の「かくめい」はまだまだ続いていくのでしょう。25日も楽しみにしております。
ところでDIALOGUE+さん、「ぼくたちのかくめい!オンライン」Blu-rayのジャケット公開、各種特典の発表、YouTubeチャンネルの開設および30日のMV公開、zaikoでのオーディオコメンタリー、そして上記のLINEスタンプ販売と告知が大量にあって脳がパンクしそうな勢いなので、自分の整理も含めて宣伝しておきます。