雨音工房

主に声優・アニメ楽曲のコード進行を解説していきます。たまにガジェットの話題をやるかもしれません

【ライブ感想】DIALOGUE+ ぼくたちのかくめい![再] 〜楽曲編〜

DIALOGUE+ 1st LIVE「ぼくたちのかくめい![再]」について、音楽的観点に立った感想をダラダラと書いていく回です。本当に変なことしか書かないので、変なことに興味のない方はブラウザバックするか本編を読むかしていただければと思います。

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それから、5月、6月、7月と、バンド定期公演「フラフラ」が開催されます。harevutaiは座席キャパ150名ですが、配信メインということで、5月の配信チケットを購入すれば総合プロデューサの野島さん、音楽プロデューサーの田淵さんの出演するZoom飲み会に参加できる権利が送られてくるそうなので、物好きは購入することをお勧めします。

(開始はメンバーの出演する番組の都合上21:30にずらされています)

 

上記の記事でもダンスとかについて一切触れてないのは、そもそも目が悪かったり身長が低かったりということでステージの方をちゃんと見ても何してるのかよくわからないというのがあって、なら音楽に身を委ねて思いっきり狂ってやろうという算段でございます。ダンス派・表情派の人は許してください。

 

まずバンドメンバーが最高ですよね。これに尽きます。

いろんなプレイヤーの方々がおっしゃっているようにDIALOGUE+の曲はどうやら本当に難しいらしいです。とてもデカくパワフルなサウンドバチバチにキメテくださったプロの方々には本当に感謝しかありません。

 

M1.かいかいせんげん!

この曲はAABA形式で一般的なJ-POPのABサビ形式とはまた違うセクションの分け方になるんですが(聞けばわかると思います)、Aの部分はF♯7とB7を繰り返す構成で、一般的なメジャースケールとは違うスケールで作られています。こういうのいいですよね、すぐには分からないけれど、しばらく聞いていると理解できるようになるタイプです。答えとしては、主音はF♯にあります。

Bセクションは一転してメジャースケールに転じて(モードが変わって)、IIm7-V7-I-VIIm7-5-III7-VIm7-IIm7-V7-I-VIm7-♭VI-♭VIIというとても分かりやすい進行をします。

 

M2.はじめてのかくめい!

この曲はもう全てのセクションがあまりにも天才すぎて聞いている間はずっと発狂していました。

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最初のれぼるじゃーんから全てが始まっているんですよね。こんなのが手始めでたまるか。

234ときたら普通は5なんですよ。なんですか♭7って。何度聞いても感情がぐちゃぐちゃになったあとに♯4-7-♭7-6でさらに殴られたあとに、超明るいブラスのドッドードシラファ♯ーファ♯ソッラー、レッレーレドシソ♯ーソ♯ラッシーが入るのでこの時点で最高になれます。

このブラスパート部分の進行は2536なんですが、イマジュンさんが5の部分でD7(♭9)を弾いていて、CD音源だとピアノが埋れているなか、ライブだとこの♭9がはっきり聞こえてくるんですよ。この部分で高まっているのはおそらく全観客漁ってもわたくしくらいだと思います。

1Aに入るともう終わりまで休む暇なんてありません(イントロからありませんが)。♯4から下る進行に酔いしれていたら1B、「手を引いてあげましょう!」のキメからもサビ前で駆け上がるFmajスケールでゲージを溜めてからサビで一気に解放する、この瞬間がたまらなく気持ちいいです。

サビはE7までは基本四つ打ちで進んでいって、Am7-Cm6-Bm7-Em7に入ってからダダダダーダダダ ダダダダーダダダのリズムになり、ここはドラムもコードチェンジに合わせて動いているんですが、C♯m7-5-Cm6-Bm7-B♭dim7の部分ではコードチェンジのタイミングをガン無視してダカダカやってるのが本当に好きでヘドバンポイントです。

2Aも2Aで最高で、コード進行が変わったり、2A'は突然エイトビートになって強制的に多動させられてしまってたまりません。

この曲の最大のエモポイントはなんと言っても3C'です。それまでG→D/F♯→Dm/F→E7と進んでいた部分でEm7→D/F♯→G→E7/G♯になって、最後の最後にとんでもないブチ上がりを味わわせてくれます。この後のAm7-Am7/D-G-G♯dim7もCD音源ではピアノ埋れがちなんですが、イマジュンさんはこのG♯dim7をとても強調して弾いてくださるんですよね。最高です。オンラインのBlu-rayの特典CDでも聞くことができますのでぜひ注目して聞いてみてください。ちなみにこれはJAM2でもやられていました。

 

M3.トークトークトーク

はじめてのかくめい!もかなり体力を使うんですがこの後にも結構なバケモンが待ち構えているので動きまくってバテるのはそこそこに次の曲です。まさに「ぼーっとしてる時間はない」ってやつです。

この曲はサウンドが全体的に軽やかで小気味いい感じで進んでいくのがお気に入りですね。ドラムに合わせて変な動きをすると気持ちよくなれるのでオススメです。サビに入るところでダッダッダンダカダッパーンをやるのは本当に脳汁が出ます(???)

この曲のDropCだけはDIALOGUE+の音源化されている曲の中で唯一コード進行が合っているのかどうか不安な部分です。多分A-G♯7(♭9)-Eadd9/G♯-G7(♭9)-F♯m7(9)-B7-E-C♯7...だと思うんですが、いろいろ鳴っているのでよく分かりません。動きとしてはそこまで不思議ではないんですけどね。

 

M4.SCENE-B2:上々だ

新井さんのギターで始まる曲です。キーはDminorです。キーがDminorといえばインビテーションが浮かびますが、あちらはサビ以外Cminorです。まあそれはおいておいて、something newが今回もバチコリ決まっててかっこよかったですね。

Bメロはアンティシペーション多めでキモイ動きも多めになってしまいます。「だよねほら決まり」の前のドッシ♭シドッシ♭シドでゲージを溜めてサビで一気に解放するアレができるのでこの曲は大好きです(???)

2Aのセリフパートでハーフビートになってちょっと休める(休んではいない)と思えばダンスビートに移行して「やっぱやっぱ」のところでドラムのドドパーンドドパーンに合わせて跳ねるのがとても楽しかったです。

2Bはというとやはり「刺激に素直にならなきゃ」の後のレ!ミ!ファ!の符点8分-符点8分-8分ですよね。ここで存分に溜めて楽器隊が一度止まった後にまた始まるあのカタルシスをこの曲では感じることができます。

 

M5.パジャマdeパーティ

3連符多めの曲です。イントロのシーラシッドーシドッレードレッファッミッでひろゆきさんの振りコピをするのがたまらなく気持ちいいのでおすすめです。キメの多い曲はこれがたくさんできるので最高です。

TBCはときどき曲の途中で拍子やテンポを変えてきたりして、この曲のサビやアウトロがまさにそうです。C♯m-Caug-E/Bの区画が3拍子でF♯7以降4拍子に戻るんですが、3拍子のところで遊んだ後に、ピアノでポロンポロンポロンと登ってグリッサンドで一気に下るアレがとても美味しいです。

Dメロのトゥットゥルルトゥルルトゥットゥ トゥットゥルル パジャパパパーみたいなところ(記憶が頼りなので歌詞間違ってたらごめんなさい)でピアノは符点8分-符点8分-8分動いてるリズムのズレ(ズレているわけではない)がまたたまりません。それぞれのパートが勝手にやっているっていうのは揃っているのとは全く違う楽しさがあるというものです。

 

M6.Domestic Force!!

昼も夜もありえんかっこよくてタコ踊りです。イントロのダダダダンッ!から勝負は既に始まっております(何の?)

ドロップの前のソロ歌唱、安定感、圧の強さともにパワーアップしていて頭を抱えてしまいました。

ドロップはドロップでもうゾンビのような動きをしてしまいました。そんな動きをしている中でも見えた照明のチカチカする演出と2A前のシュコンッ!(伝われ)は本当によかったですね。

この曲は決して音数が多くないんですが、なぜだかDIALOGUE+の楽曲で一番圧を感じます。

 

M7.SCENE-C2:また立ち上がる

オンラインでは客席にいたこの曲ですが本公演でどうなるんだろうって思ってたらステージの奥から台に乗って登場したのがちょっと面白かったですね。

この曲はセクション名を羅列するならABABCです。Cの部分だけD♭majで他はB♭minorという使う音の集合は全く同じでも中心が違う音遣いになっています。

ラップパートは楽しいですね、韻を踏む箇所とか「快感をGETだ ヤッ!」のところで腕をバーン!!ってやっていたら翌日の肩に響いてしまいましたが反省はしていません。

 

M8.好きだよ、好き。

幕間映像の「見つけ出せ 好きの気持ちを」からのまた立ち上がる→好きだよ、好き。の繋ぎはガチで天才です。このセットリストを考えたのはどこの誰ですかね。

サビをアカペラで歌ってからイントロに入る演出はここでも継続。AまでとはいかないですがA♭より少し高いところが基準になってしまいますがそこもまたアカペラの醍醐味でもあります。

流石にこの曲で変な動きはやらないのでそこそこの確率でステージの方を向いていましたが、4人ずつに分かれて歌ったり、東京は〜のところで2人だけ立っていたりと、振り付けというよりはフォーメーションを見られた曲でした。

ギターソロは原曲をぴったりとなぞっていましたね。

 

Band session

いろんな人から怒られるかもしれませんがこのライブでいちばん声が出そうになった瞬間です。Key.→Dr.→Gt.→Ba.と順番が回されていくんですが、みなさんとても聞き応えのあるソロからの符点8分-符点8分-8分で始まるsession、四つ打ちで攻めてところどころに3連符だったりギター以外が止まって溜めてからのフィル、次のセクションという動きに酔って気持ちよくなっていたら次の大ボケ2曲で消える予定だった体力の大半がここで消し飛んでしまってどうしようって感じでした。

フラフラもバンドらしいですがそれにsessionのパートはあるんでしょうか、とても楽しみです(???)

 

M9.ダイアローグ+インビテーション!

大ボケ曲1弾目です。いくぞ!!!とそれに被ってるドーシ♭ドミ♭ドッファーソファミ♭ドー(パーン!!)でキチゲMAXになってしまいました。声優現場で光る棒は振らないしロックバンドの現場でも右腕をあげることも疲れるので特になにもしていないですが、どうもこの曲でメンバーを呼ぶときくらいはやりたくなりますね。動いては右腕を上げ動いては右腕を上げ、と何か新種の生き物にでもなってしまったかのようです。

Bメロはお決まりのダダッ!ダダッ!ダダッダーン!!に合わせてひろゆきさんの振りコピです。ドラムは全く叩けませんがこれをやるととても気持ちよくなれるのでおすすめです(n回目)

サビは首がイマジュンになってしまうし「ぼくについてきて」のクラッシュ強打で跳ぶしで休む暇がありませんでした。サビのお気に入りポイントはGm-G♭aug-B♭/F-C7/Eですね。下降クリシェ

2番に入って少し落ち着いたかと思えば「そこのあなた!」のところで出てくるG7(9)でまた強制的に多動モードに戻されてしまうのでたまりません。

間奏の2人ずつアピールする箇所ではタコ踊りしていたので見ることは叶いませんでしたが、We are DIALOGUE+はちゃんとやったので許してください。

 

M10.大冒険をよろしく

この過激繋ぎは何度聞いても脳汁が出るし泣きそうになります。インビテーションの最後のコードのCmからダカダカ回してCに移ってから冒頭のFに解決する流れがまず美しい以外の何物でもありません。

F-A♭-F-A♭のあとの「ハイ!ハイ!オォ〜〜ハイ!」でスイッチを入れたら最後終わりまで爆走劇のはじまりはじまりです。

流石にBPM208で縦ノリをするのは非常に体力を消耗します。いややるんですけど。

AメロはB♭-F/A-Gm-B♭-F/A-Gm-B♭-B♭-B-C-B♭-B-C、Em7-5-A7-Dm7、E♭-E-F-E♭-E-Fのリズムで変な動きをするのがいいでしょう(何が)

BメロはDm7-Gm7-C7-FからF♯dim7(D7/F♯かもしれん)に続き、234から♭7を経由して5に行く盛り上げ方がたまりません。

最強といたします!のダーダダダダダダダンッ!!→「ジェッ飛ばし」で思いっきりゲージを溜めてからの「ちゃう」で左右のクラッシュ強打、これがやりたかった。

「この世界が実に可能性ばっかだ!」の「ばっか」のフィルからの跳び、世界一気持ちいいもの。

「ひといきひといき」で一息つこうと思ってもここはBPM195なのでたいしてゆっくりではないしなんならかなり速い方なので呼吸はゼーハーしたままです。しかし気を抜いたらおいていかれてしまうので負けじと多動を再開します。

2サビ前の「検討の余地もなし!」のあとはCD音源だとベベベとスラップが入りますが、黒須さんはスラップではなくかなり高いところからスライドで入るスタイルのようです。これはこれでエンジンふかしてる感があってめちゃくちゃ好きですね。

間奏も間奏でFoo〜で遊んだり、F-A♭-B♭-A♭-B-B♭-A♭-Fからのパパーン!!で腕振り回したりと楽しい箇所まみれです。

大団円大トゥルーエンドアウトロもまたこの曲の魅力です。1回し目は肩を組みながら(今の情勢では組めませんが)左右に動くアレ、2回し目は残りの体力を全て使い切る勢いで思いっきりヘドバンするという違う楽しみ方ができるので非常に良いです。

 

あ、この曲はCD音源のレコーディングに参加されたドラマーの裕木レオンさんがセルフカバーしている動画があるのでそちらもぜひ

www.youtube.com

 

M11.ぼくらは素敵だ

上記3曲で燃え尽きた後にこれですよ、感情の変位がデカすぎて泣きます。桜の演出が今回もあってエモ散らかしてましたね。

この曲はいきなりAメロから始まります。始まりはイントロじゃないのかよって思うかもしれませんがAメロから始まる曲、最近のTBCワークスでいうと夏川椎菜さんの「クラクトリトルプライド」がそうですね。向こうは頭4小節がありますが。

Aメロ始まりというのはAメロがサビ波のパンチ力をもっていないと配置しづらいのでなかなかすごいことです。

どこかでぼくらは素敵だのデモが流れたときにAメロのF7augの箇所が普通にCmだった記憶があるんですが、つまりサブドミナントマイナーなので装飾しちゃった♪ってことなんでしょう。

それはともかくとしてこの曲途中でテンポが微妙に上下するんですよね。大冒険のように2Aでいきなり13落ちるとかそういうのではなく、サビに向かって感情が盛り上がるのと呼応するかのようにテンポが少しずつ早まっていくんですね。演奏する側も歌う側も大変でしょうが、こういう変な(変ではない)ところに編曲者の広川さんの熱を感じてとても好きになれます。

 

M12.あたりまえだから

素敵だ→あたりまえだからはマジモンのログっ子泣かせチャレンジなのでやめてほしいですね(建前)

いや、大好きだよってちゃんと伝わってるんですよね...会えなくなるのは寂しいからこそこうやって会えたときの幸福度が爆上がりするわけでございます。

BPM速めカロリー多めな曲で攻めてきて、ここにきていきなりしっとりと、飾らぬ言葉で歌唱されると本当にコンタクトレンズが目から剥がれ落ちそうになるので困ります。

3Bのイマジュンさんのピアノが本当に綺麗なんですよね。さっきまであんなに暴れてたのに(?)

 

M13.おもいでしりとり

発狂。G♭のピアノが聞こえてきた瞬間に頭抱えましたしオタクのうめき声が聞こえました。

チケットのデザインがおもいでしりとりのアー写なのにセトリにないのが拷問って言っていたらまさかのはじめてのかくめい!Revとのチェンジ。いや〜〜〜〜〜ありがとうございます。

入りの「星に願いをできるだけ愛を おもいでしりとり」で浸っていたら大好きなコード進行トップ争いの2536のリハモが襲ってきます。この曲がいくら多動曲ではないとはいえこのコード進行を浴びるとなるとキモくならざるをえません。この曲は♭9がものすごくいい味を出しているのでそれも頭抱え案件です。D♭7(♭9)、A♭m7-5/D♭(D♭7sus♭9)がそうですね、前者は「まるで天秤のように」の「で〜てん」、後者は1A前のピアノのド♭ーシ♭ラ♭ソ♭ーミ♭♭ーの部分です。えらくエモいドミナントだなあってときは大体これです(?)

AメロのE♭m-D♭-C♭-G♭/B♭の部分でドドパーン!ドドパーン!ドドパーン!ドドパーン!をやったり、C♭m-G♭でストリングスのミ♭♭ーレ♭ド♭シ♭ソ♭ーに合わせて動くのは最高でした。

1Bと2Bでセクション終わりの動きが違うのもよくて、1BはE♭♭aug-F♭でダーダダダダダダダダッ!!、2Bは魂に合わせたダーダダーダダーダダーダダダッ ダーンダンダンダンダダッ!!パーン!!なんですよ(???)。知らない...と好きですの後のCm7-5はクラッシュ強打ポイントです(?????)

間奏のダダッダダッダダッ!!だったり「後悔はしたくないってことだけは」の3連符だったりどこまでも癖を突いてくるやばい曲です、これは。この曲を放っておいてはいけません。

DropCの「だから聞いてほしいです」はレ♭レ♭レ♭レ♭ーレ♭レ♭ド♭シ♭シ♭ーなんですが、コードとしてはB♭m7-B♭7/D-E♭m7と進んでいっていて、メロディがコードの3rdから♯9に相対的に移るんですね。これがたまらなくエモいです。♯9の良さを教えてくれたこの楽曲には感謝しかありません。

 

M14.あやふわアスタリスク(昼)/人生イージー?(夜)

アンコール枠です。きちんと本編で完成させるからこそ意味のあるアンコールなので、1曲でいいし、メリハリがつくというものです。そういう意味でも今回のセットリストは本当に美しいものでした。一体誰が考えたんでしょうね。

昼にあやふわアスタリスクをやった時点で半ば夜の人生イージー?が決定したようなものでしたが、まあそれはいいでしょう。

昼夜ともにその曲を暗示させるコードでジャカジャカやっていたのが確定演出感あってよかったですね。MCでの確定演出もいいですがやはり音で勝負してくるスタイルには好感しかありません。

あやふわアスタリスクは前回の記事でもサラっと触れましたがやはり途中から楽器隊が本性を出して暴れ始めるのが大好きなんですよね。「現在地は〜」の後ろ2拍のドラムのダダッダッダッダッ!!だったり、2Bの「星空ベンチ腰掛けたら〜」のクラッシュ連発、「そんな気がした〜〜〜〜〜〜んだ」の「だ」でF5を当ててクラッシュ強打とか気持ち良すぎました。

DメロもDメロですごくよくて、シュガーソングとビターステップのDメロでずっと両手を上げているTBCみたいな格好になっていました。(ライブ動画を見ればわかると思います)

3Cの魅力はなんといっても魂のラップですね。あのセクションは全部入りになってて楽器隊はドカドカやってるわコーラスはわーわー歌われてるわの中でバーン!と決めてくるわけですから格好よさが段違いですね。ありがとうございます。

 

人生イージー?はMCからの繋ぎがまずよかったですね。

このMCは台本なしだそうですが、台本なしでこの書きソロ的なMCができるのは才能を感じます。書きソロ、アドリブソロどちらがいいかは一概に言えないかもしれませんが、完全自由のアドリブソロで変なこと言われても困るし何よりライブの流れが崩れるし...ということが大半なので。

本題の人生イージー?ですがやっぱり入りのB♭をやりはじめた時点で全人類ニヤケが止まらなかったと思います。シ♭ッシ♭ーレッレーミ♭ーミ♭ミッファーの小気味良いリズムにすでにテンションはMAX、Cm7-F♯aug-G7(♭13)のシンセパンチにもうクラクラです。この日最後の曲だった上に「君の時代だ」と言われてしまったので全てを解放して思いっきりノることができました。

リズムを見失わないためにはやはりドラムの振りコピは有用です。「数値が決まってるんだきっと」や「たまにじゃないくらいにすれ違うんだ」の部分は複雑なので腕をダカダカやっているとリズムに食いつきながら楽曲にノれるのでおすすめです。

サビ前のF-F-Gからのパーン!!で跳ぶのは最高。上で書き忘れましたがFaug-Eaug-E♭aug-D♭aug-D♭aug/A♭のところでも変な動きはしましたよ。

この曲のコード進行が気持ち悪い(褒め言葉)なところは何箇所かありますが、わたくしのイチオシはDメロの「マニュアルだっていうのなら」のの後ろで鳴っているDm7-G-D♭maj7-C-Caug/B♭-Em7-5/A-Aaug/E♭です。2516のリハモなんですがここまで装飾されるとベースが動くたびに体も動いてしまいます。

シンセソロが始まるとドラムもエイトビートを叩き出してボルテージも最高潮です。ひたすらキモい動きに徹することしかできませんでした。間奏といえばFm-Gm-A♭-B♭-B-E-A-D-G〜の部分のリズムを理解できているひとが少ないのか棒振りのタイミングがズレていたのがthinking faceになってしまいましたがまあいいでしょう。

この曲のアウトロはC-B-B♭-A-A♭-Gを3回やってF-Gaug-C、Cでかき回しが入るわけですからライブの締めに本当にぴったりですね。8本締めがはじめてのかくめい!から人生イージー?に移ったことでDIALOGUE+が新たなフェーズに入ったことをとても実感できるものでした。

 

以上が先日のライブのセットリストの1曲1曲についていつも感じている個人的な超気持ち悪い刹那的快楽と、それを実際にライブで浴びたときに現れる行動についてです。実際に文章にお起こしてみると大声は出していないし推しジャンはしていないしルールは破っていないけれどとても厄介な思考のやつだなってなって通報したくなりました。

普通の感想記事の文字数を遥かに超えて1万文字に達してしまってなんとも言われぬ気持ちになったので、この辺で筆を置きたいと思います。