雨音工房

主に声優・アニメ楽曲のコード進行を解説していきます。たまにガジェットの話題をやるかもしれません

【ライブ感想】DIALOGUE+ ぼくたちのかくめい![再]

2021年4月25日、また声優音楽界に革命が刻まれました。

2020年6月20日には、DIALOGUE+の1stライブ「ぼくたちのかくめい!」が山野ホールにて行われる予定でした。例の流行病により様々な現場が中止になる中、当時としては早い段階でオンラインライブに切り替えられ、はじめてのかくめい!とDREAMY-LOGUE、それらのストーリーをつなげる数曲を背負って、その時にできる全てを発揮して行われた公演でした。

今回のライブはその再演。昨年と違うのは、

客がいる

この間に曲が少なくとも10は増えている(未発売含む)

走れ君、TIF、JAM2、ぼく現と形は違えどライブパフォーマンスを披露する場を経験してきている

ことです。

まず客がいるとおこがましい話ですがアーティスト本人のテンションが上がる。これはパフォーマンスへの影響として良い方にも悪い方にも作用して、実際今回両方見られたんですが、「客入りのライブ感」が感じられてとても満足しています。

自分が客として入ったことでバンドのデケェ音を体で感じられたのがめちゃくちゃ嬉しかったですね。第1バルコニーではそこまでではなかったですけどアリーナともなるとキックの振動やベースがバリバリと体に伝わってきてとても良かったです。

曲が増えていることに関しては、セトリ面では再演ということもあって期待はしていなかったんですが、はじめてのかくめい!の2回目がおもいでしりとりに、アンコール枠で昼はあやふわアスタリスク、夜は人生イージー?が追加されていて無事床になることができました。

曲が増えたということはもちろん表現の引き出しの増加だったり歌い慣れることによる歌唱力の向上にもつながるので、それは今回全来場者が実感できていたことではないかなあと思います。声量が足りていなかったり、抑揚の激しい曲や歌割りの詰まった曲の勢いについていけなくなることがなくなったりというのが無くなったのは間違いなく場数を重ねてきたおかげでしょう。

場数を踏んできたのは歌唱面でもそうですが、パフォーマンス中に考えられるリソースが増えておもしろいアドリブができるようになってくるわけですね。いっそう「ライブ感」が増えるわけです、これ以上の盛り上がり要素はありません。

 

今回は立ちOK跳びOKということでもう自分にとっての制約事項なんて何もない同然だったので非常に伸び伸びと楽しむことができました。マスクは社会的マナーなので当然する、声出しは元々したくないので禁止されても無傷。おまけに隣が両部ともいなかったので(もちろん現場に来たかった客が来られなかったのはとても残念なことですが)、多少オーバーな動きをしても特に迷惑がかからないわけですからこれ以上の幸せはありません。

 

セットリストを見ていくと、初めて生で見られたかいかいせんげん!、上々だ、また立ち上がるは当時との違いもあって面白さがありましたね。また立ち上がるの「何度でも立ち上がるんだきっときっと 諦めるはずがないんだよちょっとやそっとのハードルじゃ」っていうのがまさにDIALOGUE+チームでこの辺なんか頭抱えながら暴れてましたね。あれ、これ書きながら泣けてきたな...

 

そしてバンドsessionですよ、めちゃめちゃにかっこよかったですね。立ってる客が少なかったのがとても不思議なんですが宗教の違いもありそうなので突っ込まないでおきましょう(?)。

入りのイマジュンさんのピアノの終わりの暴れが追加されていたり、そもそも昼と夜で入り方が違ったり、

ひろゆきさんのドラムは昼と夜で結構変えてましたね。アリーナで聞いていると円弧状のスピーカーの正面だったのもあるかもしれませんが、振動が体にビリビリ来るんですよ。最高ですね。

ギターの新井さんは同じことやりたくないってのをいつもおっしゃっていますが、それが今回もとても表れていてシビれました。ライブ前に新井さんのギター楽しみだなあとか言ってた変なやつを見かけていたらそれは多分わたくしです(???)

黒須さんは相変わらず低いところでベンベン弾いててかっこいいですね〜、TBCとは情の載せ方も違うんでしょうから、原曲とは違うベースラインが浴びられてとても幸せでした。

 

session→ダイアローグ+インビテーション!→大冒険をよろしくの繋ぎはもう犯罪ですね。体力が全てもっていかれてしまいました。

これはオンラインと同じセトリをなぞってるんで分かってはいるんですが、でもやっぱりこういう曲で多動(うご)くのはとても気持ちが良いのでやめられないんですよね。昼はともかく夜は半分首と腕が終わってる状態で暴れたので、これを書いている今日は首がほとんど動かないし伸びをするのも辛いです。この痛みに感謝(???)

 

ぼくらは素敵だの桜吹雪も再現されるとは思っていなかったのであれはなかなかやばかったですね(語彙力)。「向かい風に逆らって」ここまで進んできた甲斐があったというものです。

DIALOGUE+の曲を勝手に一人で弾くやつでライブ前に何を弾いてやろうかとわりと考えたんですが、これにして本当に良かったですね。

 

ほんでおもいでしりとりですね。昼に特殊イントロのピアノが流れた時にオタク大絶叫の片鱗が聞こえてきて面白かったです。

曲の内容的にデカい動きをするものではないのかもしれませんが、とにかく音が好みすぎるので身を任せていたらイントロや間奏、アウトロのmaj7連打で跳ねていました、ごめんなさい(?)

アンコールはなくていい、あるなら本編と繋がりなく1曲の派閥なので今回のセットリストは本当によかったですね。昼はあやふわアスタリスク、夜は人生イージー?。Domestic Force!!とあやふわアスタリスクって同じEDMにカテゴライズされてもやっぱり全然違うんですよね。DFは青い炎が燃えていてその度合いに波がある感じなんですが、あやふわは曲が進むに連れてどんどん温度が上がっていくのがめちゃくちゃ好きなんですよね(個人的感想)。魂のラップも聞けて大満足です。

人生イージー?はやっぱり最後の大団円の演出にぴったりですよね。直前の内山さんのMCの内容を引き継ぐようでとても刺さるものがありました。8本締めはJAM2でのはじめてのかくめい!で見て以来だったので、人生イージー?でのCの8本締めが体感できてよかったです(???)

 

生で浴びられる良い曲がデカい音で降ってくるのはとても最高。この場を作るのに尽力してくださったスタッフ、会場のみなさま、そしてメンバーのみなさま、本当にありがとうございました。次も素晴らしい景色がまた見られるように、ついていきたいと思います。

 

P.S.田淵智也さん、誕生日おめでとうございます。